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『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』先行上映会レポート

4月7日に放送がスタートするTVアニメ『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』。
その放送に先駆けて、3月5日に東京・グランドシネマサンシャイン池袋で先行上映会が開催。
第1話の先行上映のほか、幽霊ちゃん役の日高里菜さん、伏原さん役の金元寿子さん、みゃーこ役の小原好美さん、倉橋さん役の内田真礼さん、リリィ役の石原夏織さんが登壇してのトークショーも行われた。明るく楽しくほっこりとした空気に包まれた、そのトークショーの模様をお伝えする。

第1話の上映終了後、さっそく登壇した5人。
儀武ゆう子さんの司会のもと、まず第1話の印象的なシーン、お気に入りのシーンについて語り合う。日高さんの、幼女(幽霊ちゃん)が見上げてくる姿に感激したという語りはとても熱く、思わず儀武さんから「言い方!」とツッコまれるほど。日高さんは、「絵や色、ぷにっと感など、スタッフの方の愛情がぎゅっと詰まっているのを感じた」そう。「(スタッフさんが)社畜さんを自分に置き換えて、自分も癒されるように全力で作っていただけたんだなと思いました」と金元さん。
「癒されたい」人々が集まったからこそ、アニメのほんわかとした空気ができあがったのだと感じたようだった。

続いては、OPを歌う石原夏織さん、EDを歌う内田真礼さんが、それぞれの曲についてのトークを繰り広げる。
石原さんは「幽霊ちゃんとみゃーこちゃん、リリィちゃん、ミコちゃんがダンスをしているシーンが可愛くて5回見直しました!」と大興奮。「ダンスを覚えたかった」「お尻をフリフリしているシーンが好き」と、OP映像を見た感動を語っていく。儀武さんから「(ライブに来た)お客さんに(お尻フリフリダンスを)覚えてもらってライブで踊ってもらうとか」と提案があると、「真っ正面から受け止めたいと思います!」と高らかに宣言していた。
EDを歌う内田さんは、「幽霊ちゃんが一緒に歌っているような口パクがついていてうれしかったです。まぶしくて照らされる!」と感激のひと言。「アニメとリンクした曲なので、聴けば幽霊ちゃんのことも感じられるし、自分と向き合えて温かい気持ちにもなれる」と制作についての思いも語った。

第1話ではみゃーこ、倉橋さん、リリィの登場はなかったが、今回3人のキャストが登壇することもあり、放送に先駆けてそれぞれの登場シーンの映像を公開。キャスト陣も初めて見るということで、みゃーこの行動に感激する伏原さんのリアクションに思わず笑ってしまう姿も見られた。
小原さんはみゃーこを「けなげで、幽霊ちゃんよりはお姉さんポジションでいようとするけれど、彼女もドジで可愛い」と説明。作中で「の」を「にょ」と読んでいたことを儀武さんから指摘されると、本番前にはスルーしてしまったが、スタッフから「あそこは大事なので!」と強く訴えられたとアフレコ裏話を披露。スタッフの言葉に小原さんは、それ以降のアフレコ中ずっと、「頭の中で『にょ』って言えよ~って言い聞かせていました」と明かした。みゃーこの猫語に関しては、「にょ」以外にもいろいろなバリエーションがあるそうなので、今後のみゃーこのセリフにも注目だ。実際に猫を飼っている小原さんだが、今家にいる猫は演技の参考にならなかったそうで、実家にいる黒猫を参考にしたとか。「いつか黒猫を演じたかったんです」と小原さん。その夢が叶ってとてもうれしそうだった。
一方で、みゃーこが登場したことで拗ねる幽霊ちゃんに対しては、「嫉妬する女の子っていいですよね!」と日高さん。途中からだんだんと姉妹のようになっていくという幽霊ちゃんとみゃーこはアドリブでの掛け合いもあるそうで、2人を後ろから見守ることが多かった金元さんは「いつも本当に可愛くて、『あ……可愛い』と思いながら心から癒されていました」と、2人の可愛さについて温かな思いを語っていた。

倉橋さんとリリィが登場する映像から選ばれたのは、伏原さんが幽霊ちゃんやみゃーこに応援してもらっていることを知り、うらやましがる倉橋さんが、リリィにも応援してほしいとお願いするシーン。渋々ながら応援をするリリィのまったく心のこもっていないテンションに、儀武さんから「塩過ぎない!?」とツッコミが。
倉橋さんのことが個人的に好きな石原さんは可愛く応援したかったようだが、「(スタッフの方から)『もっと突き放して、とにかくサツキ(倉橋さん)のことを応援しないでください』と言われたんです」と。それを受けて、一生懸命テンションを下げたことを明かした。一方の内田さんは、「2人の関係は大人と子どもに見えますけど、逆ですから」「倉橋さんはリリィに100甘えている」と、甘えることが楽しくて仕方なかったよう。しかも、リリィがツンデレでそこが可愛いことを知っている内田さんは、「(普段は)冷たいぐらいがいい」と断言。
さらに、「夏織ちゃんから癒しをもらっているんです」とアフレコ中のほのぼのとしたやりとりを教えてくれた。

そして、Twitterでもらった質問に答えるコーナーへ。
「キャストの中で一番癒しキャラだと思う方は?」との質問には、「みんなふわっとしている」と日高さん。小原さんは「柔らかい空気になる役者さんばかりなので、みんながそんな感じ(癒しキャラ)だった」と感じたよう。しかし、そこでふと日高さんが自らを「癒しキャラ」と宣言していることに気づいた様子。自分たちで言うのはいかがなものかという審議の結果、「癒しオーラを持つキャストが集まっている」という話は、儀武さんが言ったということで解決(?)となった。
癒されオーラを持っていなくていいはずの伏原さんまでも、金元さんがキャストということで癒しオーラがあるという話になると、金元さんは「うれしい~」と喜びつつ、「同僚も商店街の人もみんな癒しキャラだったんです。会社の上司だけ怖いんですけど。街全体がやさしいんです」と癒しキャラばかりだったと語った。
日高さんが、「先行上映会前に行われた生放送の配信番組でも、途中で眠くなるほどだった」と言うと、金元さんも「まったり温泉に来た人たちみたいになってた」と、キャストが放つ癒しオーラがいかにすごいかを語っていた。さらに「(アニメの)音楽も癒されるんです」と金元さん。制作スタッフの全方位的に癒そうとしてくるパワーが感じられるエピソードだった。

続いての質問は、「最近遭遇した可愛い出来事は?」。
なかなか思い浮かばず長考に入るキャストに対し、儀武さんはリアル幼女(娘さん)が家にいて、幽霊ちゃんのように肩を揉んだりしてくれるのだと発言。キャスト全員での「可愛い~!」の叫びに、会場中がほっこりとした空気に包まれていた。
その後、内田さんが、上映会前にケーキを食べたことを思い出すと、そこからキャスト陣は「ケーキを選んでいる真礼ちゃんが可愛かった!」「真礼さんが選んだから、みんな選んでいいんだと選び始めた!」と、楽屋裏でのケーキを巡る可愛い出来事を明かしてくれた。

当日公開された第3弾PVでは、なんと「このPVの『可愛い。』担当」として大塚明夫さんのボイスを聞くことができた。
さらに、1話ごとに違う「可愛い。」担当の方が登場することが発表された。小原さんは、「毎話いらっしゃる方が違うので、こんなダンディーな方、こんなセクシーな……おお」と驚くことが毎回あったとワクワクした思いを語った。
金元さんからは「ほとんど『可愛い。』を言うためだけに来てくださっているので、どういう話を聞いていらっしゃったのか…」という疑問も出たが、「素晴らしい方々が担当してくださっていて豪華」とのことなので、「可愛い。」担当を予想するのも毎週の楽しみになりそうだ。

さらに新キャストの解禁も行われ、ミコちゃん役は小倉唯、ミコの従者こんを金子彩花さん、こん太を那谷柊優さんが担当することが発表された。
儀武さんから、「唯ちゃんどうだった?」と振られた石原さんは、アフレコは一緒にならなかったそうだが、「偶然道ですれ違ってちょっと話して。次の現場があったので別れたけど、その2時間後に再会してお茶をしました」「久々に会えてうれしかったし、ミコちゃんが可愛くて癒された」と笑顔で語った。
小倉さんと一緒にアフレコができたのは、日高さん、金元さん、小原さんの3人。儀武さんから感想を聞かれると、日高さんは「めっちゃ可愛かった~」と、思わずデスボイス気味に。日高さんのあまりの前のめりの返答に、「しゃべり方(笑)」とツッコミが入るほどだった。

放送情報やラジオ、OP&ED情報、原作情報などのお知らせのあと、最後のご挨拶へ。

石原さん「第1話以降もみんなが耐えられないぐらい可愛いシーンがいっぱいありますので、放送を楽しみに待っていただけるとうれしいです」
内田さん「癒してくれるキャラクターたちが徐々に出てきます。そのひとりひとりが皆さんの疲れ、社畜さん(もしかしたら社長さん)に響く作品になっています」
小原さん「ほっこりしたり感動したり、物語が進むとうるっとするような話数もあります。最終話まで見れば幼女ちゃん全員が推しになるくらい、素敵な物語が詰め込まれています」
金元さん「日常で忘れかけていた行事も丁寧に拾って温かく描いてくれているので、見ながらいろんな感情を思い起こして、皆さんの心がまったりできればと思いながら演じさせていただきました。ラジオやニコ生でも盛り上げていきます」
日高さん「想像を超えるぐらい、たくさんの可愛いや癒しが待っています。お仕事を頑張っていたり、ちょっと疲れたな、いやなことがあったなと思ったりしたときの心の支えになるような温かい作品になっているので、見て温かい気持ちになっていただけたらと思います」

と、それぞれが可愛さと癒しとぬくもりが詰まった作品の魅力を届けようと、言葉を紡いだ。

幽霊ちゃんたちの頑張りはもちろん、音楽や映像、ゆったりとしたテンポ感のすべてに癒されると言っても過言ではない『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』。
ぜひ、放送を楽しみにしてもらいたい。

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